乳がん早期発見啓発活動(ピンクリボン)について | 東京都の人間ドック・婦人科検診ならレディースクリニックのイーク

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乳がんについて

乳がん早期発見啓発活動(ピンクリボン)について

更新日:2023/12/26

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監修医紹介

野口 由紀子

イーク丸の内院長野口 由紀子

経歴
  • 高知大学医学部卒業
  • 高知大学医学部附属病院
  • 近森病院
  • 東戸塚記念病院
保有資格
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 人間ドック健診専門医
  • 日本ヘリコバクター学会 H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医

ピンクリボンとは

ピンクリボンとは、アメリカで生まれた乳がんの早期発見を願うシンボルマークです。 1980年代頃からアメリカでは、多くの行政や市民団体、企業などが乳がんの早期発見を啓発するためのイベントなど行ってきており、同時にピンクリボンを飾った商品を販売して収益を寄付したりする運動が積極的に行われるようになりました。
そのピンクリボン活動が大きく貢献し、年々乳がん検診受診率が高まり乳がんによる死亡率は低下したと報告されています。
乳がんは早期に発見されれば90%が治癒すると言われ、早期発見に力が注がれるようになりました。
日本でも10月を「乳がんをもっとよく知る月間」と定め、ピンクリボンとウォーキングとを絡めたイベント、東京都庁、東京タワーやスカイツリーのライトアップなど様々な啓発活動が大々的に実施されています。
ピンクリボンのイベント写真

「10年生存率」とは治療開始から10年経過した時点で生存している人の割合を指します。
ただしこの中には再発せずに生存している人と再発したものの生存している人が含まれます。

「5年生存率」「10年生存率」というのは、そのがんが完全に治る可能性とは限りません。5年後、10年後に生存している割合を指しますので、亡くなった方の死因が必ずしもがんとは限りません。

乳がんは「12人に1人」と罹患率は高いものの、他のがんと比べ5年生存率が高い病気です。これは早期に発見し治療をおこなうことが重要です。

部位別5年相対生存率

2003-2005年診断例(女性、全臨床進行度)

部位別5年相対生存率グラフ

この図からも、乳がんの5年生存率は高く、9割近い方が生きていることが分かります。

早期発見が大事な理由

乳がんは、他のがんと比べて増殖のスピードがゆっくりであるものが多いです。なかには小葉や乳管の中だけにとどまり乳管の外には拡がらないがん(非浸潤がん・乳管内がん)もあります。

増殖のスピードがゆっくりであっても、多くの乳がんは治療をせず放っておくと乳管とまわりの基底膜を破って浸潤がんになります。周囲の組織にひろがり、リンパ管からわきの下(腋窩)のリンパ節や鎖骨の上のリンパ節、あるいは血液をとおって骨、肺、肝臓などの臓器へ転移し命を脅かすこととなります。

このような事態を避けるために、できるだけ早い段階で発見し、早く治療を開始しなければなりません。

早期に発見できれば治癒できる可能性が高いことはもちろん、治療の選択の幅もひろがります。次のグラフからは、早い段階で発見して治療した場合は9割近くの人が治癒したと同じ状態になる一方、発見のきっけがなく治療が遅れた場合は10年生存率が大幅に低くなることがわかります。早期に発見し治療を開始できるかどうかが、その後のみなさまの生活や生き方に大きな影響を与えるといえます。

乳がんの進行度と10年生存率

進行度

乳がんの進行度表

乳がんの10年生存率(1990年治療開始)

乳がんの10年生存率

参考:日本乳癌学会「全国乳がん患者登録調査報告書29号」より

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乳がんは増えている

現在のところ、決定的な予防法はありません。年1回の乳がん検診を受診して早期に癌を発見することが大切です。早く発見すれば、怖いものではありません。

乳がん検査の選び方

イーク丸の内・表参道では、特別な理由がない限り35歳未満の方には超音波検査を推奨します。35歳以上の方にはマンモグラフィ検査と超音波検査の併用をお勧めします。

乳房のしくみ

乳房にはどのような役割があるのか、その中でどこに乳がんが発生するのかを説明します。

乳がんに注意が必要なタイプは?

乳がんのリスクが高い方の特徴をご紹介します。ご心配な点がありましたら、医師・スタッフにお気軽にご相談ください。

自己検診のすすめ

まずは年1回の定期的な乳がん検診が必要ですが、やはり乳がんをいち早く発見するためには、自己検診により乳房にあらわれるちょっとした変化に気が付くきっかけを作ることが大切です。

早期発見が重要視される理由

乳がんは他の癌と同じく、早期発見がとても大切な病気です。早期発見により治癒の可能性が高まる、治療の選択肢が広がることに加え、治療後の生活の質によい影響があります。

乳がん検査について

乳がん検査には、代表的な検査としてマンモグラフィ検査と乳腺超音波(エコー)検査があります。それぞれの特徴と選び方をご紹介します。

乳がん検診の受診率

ここ数年、日本での乳がん検診の受診率は向上していますが、欧米と比較するとまだ高いとは言えない状況です。

監修医紹介

野口 由紀子

イーク丸の内院長野口 由紀子

経歴

  • 高知大学医学部卒業
  • 高知大学医学部附属病院
  • 近森病院
  • 東戸塚記念病院

保有資格

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 人間ドック健診専門医
  • 日本ヘリコバクター学会 H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医

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