乳がん検査について
更新日:2023/12/26
乳がんを調べる検査として一般的なのは、マンモグラフィ検査と超音波検査です。
2つの検査にはそれぞれ長所と短所があります。
検査の種類 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
マンモグラフィ検査 |
|
|
超音波検査 |
|
|
出典:患者さんのための乳がん診療ガイドライン2014年版より一部改訂
イーク丸の内・表参道では、特別な理由がない限り35歳未満の方には超音波検査を推奨します。
35歳以上の方にはマンモグラフィ検査と超音波検査の併用をお勧めします。
年齢 | 推奨する検査 |
---|---|
20歳未満 | 乳がん検診は不要 |
20歳以上、34歳以下 | 超音波検査のみを推奨※ |
35歳以上 | マンモグラフィ検査と超音波検査の併用を推奨 |
※「乳がんのリスクが高い方」の特徴があてはまる方は、35歳未満でもマンモグラフィ検査をお勧めします。
35歳未満の女性は乳腺が発達しています。マンモグラフィ検査では悪性の疾患をみつけにくい状態である一方、良性の疾患(乳がん以外の所見)を見つけやすい傾向にあります。そこで精密検査が必要と判断せざるをえないものが見つかるケースも多く、(結果的に良性の疾患だった場合には)不要な精査を受けることになるからです。
乳がんのリスクが一番高い年代は40代から50代です。その時期にあわせ、マンモグラフィ検査と超音波検査を組み合わせた検査を行い乳がんの早期発見を目指します。
マンモグラフィは、石灰化をともなう乳がんを見つけることに優れた検査です。マンモグラフィにより撮影された画像は、乳房の脂肪組織が黒く、しこりや石灰化が白く写し出されます。これらの影が映し出された画像を乳腺科の医師が診断します。
年齢が若い方のように乳腺が発達している場合、画像が全体的に白っぽく写る傾向があります。診断に適した鮮明な画像が撮れないこともあることから、若い方が乳がん検診をうける場合はマンモグラフィ検査よりも乳腺超音波検査が適していると言えます。
イークの場合、まずは検査着に着がえて頂きます。マンモグラフィは立った状態で、乳房を片方ずつアクリルの圧迫板に挟み撮影します。左右からはさんだ方向(CC方向)と撮影台を少し斜めに傾け上下からはさんだ方向(MLO方向)、両胸を2方向ずつ撮影します。乳房をできるだけ平らになるよう圧迫することで、より少ないエックス線で撮影できるようになります。また、乳房の中をより詳しく調べられるようになります。
もし、しこりが明らかな場合はしこりを中心として、詳細に撮影することもあります。
痛みを感じる方はいらっしゃいます。胸をはさみ平らにすることで、被ばく量を少なく、また診断に適した画像を撮影することができます。しかし、痛みが強い時はがまんしすぎず、検査中も無理せず遠慮なくスタッフにご相談・お声掛けください。
個人差はありますが、特にまだ若く月経の影響で胸がはっている時期の方などは、通常よりも痛みを感じやすい傾向にあるようです。
イークでは、まず検査着に着替えて頂きます。ベッドに横になり乳房の上から超音波(エコー)をあてて映るしこりが、良性か悪性かを詳しくみます。超音波検査自体に痛みを伴うことは一切なく、放射線被爆の心配もありません。しこりの形、しこりの周りの状態(周辺)などが、不規則ではないか、などをたしかめます。
イーク丸の内に勤務する医師は、聖路加国際大学病院、昭和大学病院、聖マリアンナ医科大学病院に所属する乳腺外科医で、多くは乳腺専門医の資格を保有しています。イーク表参道で乳がん検診を受ける方の画像も、イーク丸の内に勤務する乳腺外科医が診断します。
イーク丸の内もイーク表参道も、超音波の技師、マンモグラフィ撮影の技師ともに全員女性です。
超音波の技師は超音波検査士認定証(体表臓器領域、健診領域)、乳房超音波講習会受講証A判定を取得している技師もおり、院内での教育・指導を担当しています。
放射線技師は、全員が日本乳癌検診精度管理中央機構(精中機構)主催のマンモグラフィ認定証を取得しています。
スタッフだけでなくマンモグラフィ撮影装置についても精中機構による施設画像認定を受けていますので安心して受診頂けます。
当院では、すべての画像を必ず乳腺外科医が確認、所見がある画像はまた別の乳腺外科医がチェックする2重読影体制を徹底しています。さらに所見が確認された画像は、週1回の医師や技師が集合するカンファレンスにて最終確定します。
最終確定までに何人もの目で確認する体制で乳がん検診の精度向上に取り組んでいます。
現在のところ、決定的な予防法はありません。年1回の乳がん検診を受診して早期に癌を発見することが大切です。早く発見すれば、怖いものではありません。
イーク丸の内・表参道では、特別な理由がない限り35歳未満の方には超音波検査を推奨します。35歳以上の方にはマンモグラフィ検査と超音波検査の併用をお勧めします。
乳房にはどのような役割があるのか、その中でどこに乳がんが発生するのかを説明します。
乳がんのリスクが高い方の特徴をご紹介します。ご心配な点がありましたら、医師・スタッフにお気軽にご相談ください。
まずは年1回の定期的な乳がん検診が必要ですが、やはり乳がんをいち早く発見するためには、自己検診により乳房にあらわれるちょっとした変化に気が付くきっかけを作ることが大切です。
乳がんは他の癌と同じく、早期発見がとても大切な病気です。早期発見により治癒の可能性が高まる、治療の選択肢が広がることに加え、治療後の生活の質によい影響があります。
ピンクリボンとは、アメリカで生まれた乳がんの早期発見を願うシンボルマークです。
ここ数年、日本での乳がん検診の受診率は向上していますが、欧米と比較するとまだ高いとは言えない状況です。
丸の内・有楽町・表参道・紀尾井町共通
電話受付時間(日曜・祝日除く)
平日 9:30~17:30 / 土曜日 9:30~12:45
※9時~10時台はお電話が集中し、特につながりにくい時間帯となっております。
ご不便をおかけして誠に申し訳ございませんがつながらない場合は少しお時間をあけて再度おかけ直しいただけますようお願い申し上げます。
既にご予約済みの方へ
フリーダイヤルが繋がりにくい場合は、ご予約いただいている施設にて、ご予約の変更及びお問合せの対応が可能です。各施設のお電話番号をご確認の上おかけください。
丸の内
有楽町
表参道
紀尾井町
電話受付時間(日曜・祝日除く)
平日 8:00~17:30 / 土曜日 8:00~13:00
企業・健保様からの請求に関するお問い合わせ
結果報告書に関するお問い合わせ
健康診断・乳がん巡回健診 導入・実施に関するお問い合わせ